私の方をご利用して頂いているクライアントさんから
「健診(人間ドック)の結果で、顆粒球が低くてリンパ球が高いと言われました。医療機関への紹介状が出されました。何かの病気でしょうか、リンパ球が高いってどういうことですか?」と、お問い合わせがあった。
検査結果表を見てみると、、、
毎年受けている医療機関での健診で、例年はされていない白血球像の検査が今年はされている。(白血球像まで見る事って大切!)
その白血球像結果での異常の様だ。
赤血球数443万、白血球数3000、ヘマトクリット40.8、ヘモグロビン13.4、血小板24.5万…などとある。(白血球数低値も問題なんだが…)
そして下の血液像を確認すると、確かに顆粒球の1つの好中球(桿状核球+分葉核球)32%と低く、リンパ球が61%と高い。
顆粒球とは細胞に顆粒を持っている白血球の種類で、表に有るように、好中球、好酸球、好塩基球がそれにあたる。
白血球全体の中で好中球(桿状核球+分葉核球)が60%~65%を占めるので、顆粒球全体の中でも好中球の占める割合は高い。
これまでの分子整合栄養学の学びで、白血球分画(像)で、割合(%)でおかしいと思ったら、必ず実数を出してみましょうと、師たちから教わってきた。
(相対的ではなくて絶対的数値で判断が大切とのこと)
その眼で見て判断すると、好中球の絶対数は960(確かに低めで、中等度の低さ)
リンパ球の絶対数は1860(成人で4000以上で異常と判断するの、大丈夫な数値なのかな)
白血球が3000と低く、リンパ球以外の白血球の種類が減少しているため、リンパ球の比率が相対的に高くなっていると考える。
リンパ球数の絶対数から、あまり心配する事ではなさそうだが…
紹介状も出ているという事なので、一応病院受診、再検査を勧めた。
そして、もともと白血球数が低いという事は、免疫力が低いという事でもあるので、栄養対策は大切ですよーと、話した。
白血球数低い方、免疫力気にしてほしいです。
0コメント