胆石・父のケース

今日の女子会(オネエサマ会)のお茶会での話

『健康の話し』になり、お一人の方がご親族の方の胆石の時の痛みを起こしたと話されました。 一晩堪えて翌朝に病院受診した、その痛みはすごい大変な痛みだったらしいと、お話ししていました。

胆石や尿管結石の痛みは疝痛とも表現され、数分から数時間毎に周期的に起こり、差し込むようなかなり辛い痛みといわれています。

女子会の場で、私が胆石を前提として「石が胆管?胆のう?どこに有るかによっても状況は違う様だ」と話をしていると、痛みは胆石?尿管結石?どっちだろうというオチで終わったんですが…(笑)

(胆石か尿管結石かは分からないけどと言ってましたが、もし痛みを起こしたご本人が胆石か尿管結石かどちらか分からないと言うのであれば看過できないな~とも思ったんですが、個別の相談でもないのでオチでおわりでした)

その時に、父の胆石と診断された時の事を思い出しました。前にもブログ(てぃーだブログ)で書いたかもしれませんが、再び書いておきます。

父の診療に当たって頂いた膵胆肝消化器内科の〇〇医師に感謝の意を込めて!

10年前、季節は夏だったかと。。

離島に住む父から、「右わき腹が傷む、島の診療所の先生から胆石の疑いがあるから、沖縄本島の病院に受診したい」と電話がありました

私は急ぐ事かな?と思い、病院の予約などを行い、翌日にはフェリーに乗って島から来る父を今帰仁の港で迎え、浦添市のU総合病院に車で直行しました。      

ちょうどその頃、別の親族がU総合病院の膵胆肝グループ(内科外科の混合チーム)で治療を受けていて、父の事も内科の〇〇医師に診てもらおうと私は即決しての事でした。

病院では、一旦診察を受け、腹部エコー検査、腹部CT検査、血液検査などを受け、一連の検査結果が出て再び〇〇医師の診察がありました。

診察室で父は「右わき腹が3日前から痛みます、島の診療所で胆石があると言われました」と〇〇医師へ伝えます。

〇〇医師は父に診察寝台に横になるように伝えます。動くときに父は辛そうな表情をしています。〇〇医師が腹部や肋骨に軽く圧を加えると、父はますます辛そうな表情をします。

私もその時に、アレっと思いました(動く時に痛いんだ…と)

腹部の触診を終えると〇〇医師は、「〇〇〇さん(父の名前)、最近転んだりしませんでしたか?」と。

父は一瞬きょとんとして、「はい、4.5日前ですかね、海のリーフで転んで、その時は呼吸もし難くてジタバタしましたが、その後大丈夫ですよ」と。

〇〇医師は、「〇〇〇さん、これは胆石による痛みではないですよ、転んだための痛みですよ。筋肉や筋を痛めているためでしょう。検査で肋骨骨折はないようです」と。

父は「では胆石は無いんですか?」

〇〇医師「いや、胆石は胆のうの中に有りますよ」「1センチ半ほどの胆石が胆のうの中にあります、これが胆のうの外の胆管などに有れば今後痛みを起こす心配もありますが、もうすでに胆のうの中ですので、痛みを起こす心配はそれほどないのではないでしょうか」

「胆のうの中に有っても、今後何十年かでガン化してしまう事や、石が胆のうの入口を塞いで胆のう炎などを起こす事もありますが、、、。若い人であれば手術などの方法もおすすめしますが、85歳というご高齢では、手術することも体の負担になります、〇〇〇さんへは私は手術はおすすめしません」

父「そうですか、よくわかりました。でしたら薬か何かを出してもらえるでしょうか」

〇〇医師「〇〇〇さんの場合、エコー検査やCT検査から、石の種類は石灰が主ではないかと思います。コレステロールで出来た石であれば、ウルソというお薬で石が溶けることが分かり出していますが、カルシウムを溶かすお薬は残念ながら今のところ無いんです」

父「わかりました。では私は何もしなくても良いんですか?」

〇〇医師「今は血液検査で肝臓や胆管などに悪い影響が出ているという事はないですので、

胆石に関しては何もすることは無いでしょう」

父「脇腹は痛いので湿布薬はお願いします」

〇〇医師「そうしましょう、離島から今日来られたんですか? 検査や診察でお時間かかり疲れましたね、また胆石の事で検査や治療のご希望がありましたら何時でも診察に来られてください」

父・私「ありがとうございました」

〇〇医師の父の診察時間約30分ほど

父が自分で病院へ支払った検査・診察料金、1000円未満だったと。

診察室を出てから父と私の会話

私「島の診療所行った時も痛かったの?」 父「うん、そうだよ」

私「転んだことは先生に話さなかったの?」 父「どうだったかね、話したかね~、胆石があると言われたから、びっくりして、そのせいと思ったよ」と。

10年が経ち父現在96歳、あれから膵胆肝のトラブルをおこす事はありません。

食事は人一倍食べるが、最近は入れ歯が合わず咀嚼が悪くなり食事量が落ちてきた感はあります。

足の運びが悪く、つまずいて結構頻繁に転んでいる様だ?が、転んだことを隠してまで元氣をアピールしてきます。

シニアカーですぐそこの畑へ出かけていく日々を送っています。



栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。