BNPとは②

BNP①で書いたないようは、このBNP②を書きたい為の導入でした

昨日の事ですが、分子栄養学を共に学んでいる医療受持者の知人Aさんから検査結果表が送られてきました。Aさんが関わっている在宅医療を受けているBさんの結果でした。

Bさんはある癌で、現在終末期に有るとの事でした。

検査結果は2月と4月の結果で4月の検査からも1か月半ほど過ぎていました。

在宅で診てもらっている主治医は、いつ何が起こるか分からないので入院してみてはどうかと言っているが、家族としては今落ち着いているように見えるので家でみたいとの事のようです。

データーを診てほしいというA子さんは、食事は少しずつはとれるようになっているけれど

栄養状態はどんどん悪くなっているとの事でした。

ご本人の様子を聞くと、ベッドに臥している事が多いけれど、会話もスムーズとの事

検査結果は表から、アルブミン2~3、ヘモグロビン8~7台、フェリチン一桁、白血球数3000台、CRP0.06以下、イオンバランスNa↓、K↑、CL↓、Ca↓、腫瘍マーカーCEA↑

BNP2800~3500↑↑↑、1型コラーゲン末端テロペプチド(ⅠCTP)14~20↑

検査結果をみながら、Aさんに質問してみました

私「呼吸は楽に出来ているみたいですか?』

Aさん「0.7ℓの酸素を鼻から吸っています。Spo2は95%あります」

私「肩呼吸や努力呼吸はないですか? トイレとかは歩いて行けてますか?

  体をまっすぐにして寝れてますか」

Aさん「努力呼吸はないです、ベッドはギャッジアップしています。トイレは車いすです。 Bさんも息苦しくはないといっています」

私「眠れないとかの訴えはないですか?」

Aさん「むしろ傾眠がちです」

私「お薬に利尿剤など出されていますか?」

Aさん「はい、〇〇と〇〇の2種と、後は痛み止めのカロナール」

↑のこれまでの質問はBNPが超高値の為に、ご本人の状態確認のために聞いてみました

私 「検査項目から、癌の骨転移があるかもしれませんが…聞いてますか?」

(Aさんその場でご家族に聞いているようで)

Aさん「腰の骨に転移しているとのことです、今現在カロナールだけを4回飲んでいます。それで痛みは無いとのことです」

(ⅠICTPは癌の骨への転移のマーカー)

Aさんは栄養状態の結果だけに注目していたようですが、

私は、BNP値の超高値や1CTPの高値はご本人の苦痛・QOL(生活の質)も表しているのか?と気になり口頭(電話)で色々聞いてみました。

(BNPがあんなに高値でも呼吸状態が落ち着いている、1か月半前の結果なので今現在は改善しているといいな、 以前に見たレポートで『癌終末期に、患者自身に適切に表現できない苦痛の背景に心不全(BNP高値)があった』の症例報告を引っ張り出して読んだりしています、癌とBNPの関連、気になります)

Bさんの場合、主治医の方はいつ何があるかもしれないと入院を勧めたようですが、ご家族は家でみる方向で他の家族とも話し合うとの事でした。




栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。