活性酸素 №1

活性酸素というとどんなイメージですか? 私のイメージはこんな↑感じです

活性酸素とは?と聞かれても、正直きちんと説明できない私です。

20年前頃、栄養療法の勉強の入口や、その時々で『電子泥棒』、『活性酸素』なる事を学びました。

記憶にはさっぱりですが、記録(当時のテキスト・資料)には、しっかりと自筆でメモやマーカーがされています。

当時使っていたテキストで栄養療法の師匠金子先生の講話内容を思い出しながら、今回復習、再勉強したことを書いてみます。

『活性酸素』というあまり馴染みのない物質が、私達の健康を脅かす元凶ということをどれくらいの人が知っているのでしょう

活性酸素の研究は1980年代頃から始まっていますが、いまだかつて医療では活性酸素対策として提示できる薬剤・治療法がないのではと思う。

活性酸素は文字通り、活動性を持った酸素とうことです。

私達が普段の呼吸で取り入れる大気中の酸素は、おとなしい酸素分子にあたりにあたります。

しかし大人しい酸素分子を体内に取り入れても役に立たないので、活性を得てはじめて体内で酸素が働くようになるのだそうです。

その時につまり呼吸で取り入れた酸素は活性酸素に変身しているという事になります。

酸素の分子量の構成によって酸化力(活性酸素の強さ)を分けて命名しているのだそうです。

大気中にあり私達が呼吸で体に取り入れる酸素は大人しい方の『三十項酸素』と呼ばれ

次に酸化力の強いのは『二十項酸素』、この二十項酸素は別名スーパーオキサイド(SOと略記される)と呼ばれ、私にはSOの方が馴染みがある

その次に酸化力の強いのが『一重項酸素』(これはなぜかそのまま一重項酸素のまま)

酸化力という言葉から、酸素と化合する力の強さの事かと思ったら、それは古い昔の科学のようです。

(ここが一番難しく、私の頭でもこんがらがってますが師匠の言葉を思い出しながら…書きましょう)

『 物質を作っている原子・分子のまわりには電子が分布しています。

原子を太陽に例えると、太陽の周りを地球などの惑星が一定の軌道で分布しているように‥

太陽の周りをまわっているA惑星とB惑星が接触したとします…二つは何事もなく元のままの状態で離れていく事もあります。

またA惑星 が起動から外れて、B惑星を部分占拠または全占拠してしまう事もあります。

このように、AがBへ移った時に、Aは「酸化」され、Bは「還元」されたといいます。

その場所で起きた現象を「酸化還元反応」といいます。

この酸化還元反応でAとBの関係性は、BはAを酸化し、AはBを還元したととなります。

AはBにより電子を奪われ、BはAによって電子をおしつけられたとなります。

この酸化還元反応で起こる事のポイントは、BはAから電子を奪い、Aを酸化したということで

Bは「電子泥棒」という汚名を得る事になるわけです 』

やっと、活性酸素に戻ることが出来ます…

活性酸素は酸化力の強い酸素だと言いました。活性酸素は電子泥棒ということになります。

その電子泥棒でも比較的弱い方の泥棒がスーパーオキサイド(SO)、強い泥棒が一重項酸素となります。

しかし、電子泥棒をする酸素は、この二つだけではありません。

一番弱い「過酸化水素」と、一番強い「ヒドロキシラジカル」という二つもあります。

4つの電子泥棒を強さの順に並べると

ヒドロキシラジカル > 一重項酸素 > スーパーオキシド > 過酸化水素

となります。(ここはしっかり憶えていた!)

今日なぜ唐突に活性酸素について学び直し書こうと思ったかというと…

パーキンソン病と診断され、医師から出された薬の副作用が強いと、栄養療法の手立てを頼ってきたクライアントさんがいました。

私が提携している分子整合栄養学の栄養療法医師から、パーキンソン病の栄養療法の考え方として、まず脳細胞に生じている活性酸素を除去する事、神経伝達物質のスムーズな伝達を助ける事とのアドバイスがあり、それに必要な抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸を4か月~5か月摂取してきました。

クライアントさんの状態がかなり良くなり、病前と変わらない生活がおくれるようになった昨今、

このクライアントさんから抗酸化物は体の中でどのような働きをするのかと、かなり具体的に質問されたりして、はいそれが私の今回の学び直しになっています。

抗酸化物(SOD スーパーオキサドディスムターゼ)の事は、また次回にしましょう

今日はここまで・・・ マタヤータイ!






栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。