赤血球細胞について

今日は赤血球について書きましょう。

イラストの上二つはイメージ画です、あしからず。

赤血球は、大きさ7.5μm~8.3μmで中央部がへこんだ円盤状の形をしています。

中央部がへこんでいる事により、体表面積が大きくなり、赤血球の細胞膜下に収めるヘモグロビンの量を多くすることが出来

又、変形性が良くなり、赤血球よりも小さい血管の通過できるとあります。

私達の体のいたるところは毛細血管だらけ、もちろん赤血球自身よりも小さい血管があります。赤血球という運搬トラックはその毛細血管をどのようにか通って、組織・細胞へ酸素と栄養を運んでいるのです。

前回、赤血球の大きさMCV(赤血球平均容積)の事を書きました。

このMCVと関連する事がイラストの赤血球の直径なんですが、私達が検査結果で確認する項目はMCVです。

MCVが大きい事の原因は、ビタミンB12・葉酸の欠乏

ビタミンB12・葉酸不足を起こす原因は、ビタミンB12・葉酸を含む食事の摂取不足、

胃粘膜の障害(胃の疾患、ピロリ菌感染、胃切術、アルコール過剰摂取、ストレスなど)

抗がん剤、があげられます。

私がこれまでにMCV高値の方に栄養サポートしたケース

過去に骨髄異型性症候群の病歴があり、現在は寛かい期で検査のみで経過観察されている女性の場合、MCVは108~114⇒ビタミンB12・葉酸、ビタミンAの提案

10年前に胃の三分の2切除後に大球性貧血といわれている女性の場合、MCV106~108⇒ビタミンB12・葉酸、タンパク質、カルシウム・マグネシウムの提案

常にストレスがかかっていると自他ともに認め、妊娠に備えての体作りを希望の女性の場合、MCV106⇒ビタミンB12・葉酸、ヘム鉄、タンパク質の提案

これから抗がん剤治療を始めますとのご相談の女性の場合、その時点でMCV92⇒栄養療法医師との相談の上、葉酸拮抗剤に当たる薬剤の使用、心臓機能に影響与える薬剤の使用のため、ビタミンB12・葉酸、コエンザイムQ10を提案→抗がん剤治療中、栄養製品摂取中であるがMCVは100→102→105と検査のたびに上昇のところ…

途中になりますが、今日はここまで。。。

次は、MCVの変形能(赤血球は形を変える事が出来る)について書きましょう



栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。