知人のBさんから、胃?なのか食道なのかとにかくお腹の調子が悪くて先日胃カメラを受けたとのお話しがありました
Bさんは、最近ご親族の方の介護で遠方のご実家へ週一ほど数か月に渡り飛行機で通っていて、そして最近そのご親族の方が亡くなられて、今現在も週末は法事やらで、ご実家通いされています。
そして週中は、医療職として忙しくしています。
ご親族の介護に通っている頃から、胃腸の具合は芳しくなかったのだけど、胃薬でだましだまし過ごしてきたとの事。
そして数日前に思い切って胃カメラをうけたのだそうです。
Bさん: 結果は、胃の中にポリープが3mm~5mmくらいのが5.6個あると言われた、胃の中のポリープは全部良性のようなので、詳しい検査は大丈夫でしょうと言われた
気になるのは、食道の方に白っぽくしているところがあるので、医師に聞いたら炎症の部位と言われた
炎症がおきている原因は、逆流性の食道炎があるからだと言われ、逆流性食道炎によい漢方の薬と、胃薬が処方された
胃薬がPPIなのであまり飲みたくない
栄養製品で勧められるのはないですか
私: 今も症状はありますか?
Bさん: 胸焼けみたいな感じや、口の中に苦いのが上がってくる感じはあります
私: Bさんご実家通いとか忙しですよね、体を休めることは出来てますか?
Bさん: 介護で通っている時とは違う別の問題でストレスマックスですよ~……と。
私: 胃カメラ検査の所見などはまだもらっていないですよね・・・・・
逆流性食道炎があると言われたんですね、胃液などの消化液が食道まで逆流することで食道に起こる炎症を逆流性食道炎って言うんですが
通常、食道の粘膜と、胃・腸の粘膜の細胞は違っていて…食道は扁平上皮細胞で、胃・腸は円柱上皮細胞で出来ています。逆流する胃酸で慢性的に食道の扁平上皮細胞が障害を受けると、胃・腸と連続する円柱上皮細胞に置き換わってしまうみたいです。
胃カメラ後の所見にバレット食道炎や、腸上皮化生という表現で書かれる事もあります
なぜ逆流性食道炎をおこしているかなんですが、その原因に、食道から胃への入口(噴門部)の逆流を抑える働きが落ちている事があると思うんですが、老化などもその原因ですがBさんは老年でも無いですしね(笑)
なぜか原因は分からないのですが、ストレスに起因する、食道裂孔ヘルニアも原因としてあるみたいです
Bさん: 食道裂孔ヘルニア? なんだろう?
私 : 横隔膜の真ん中を貫いて、横隔膜の上に食道、下に胃があるんですが
本来正常な場合は、食道と胃の接合部は横隔膜の下にあり、食道を経て胃に食べ物が入っていたら逆流防止機能がきちんと働きます
しかし、裂孔ヘルニアがあると、接合部が横隔膜より上になっていて、逆流防止機能がうまく働かずに、食道へ胃液が逆流してしまうという感じです
Bさん: え~! 私はポリープが良性だったで、喜んでいる場合ではないんですね
私: いえいえ! ポリープが良性で良かったです
そして出来るだけ早く、食道・胃の粘膜を整える栄養手当、そして逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニアの改善には、ストレスコントロールと、カルシウム・マグネシウム摂取かなと思います。
Bさん: 食道・胃の粘膜を整える栄養素とは?
私 : ビタミンA製品ですね、できればミセル化されたもので、そしてグルタミンですね
粘膜を整えるためにも、カルシウムの吸収にもビタミンD3も大切です
Bさん: わかりました、早速始めます
医療職のBさんとは、少し踏み込んで話してみました
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