前回から牛乳に含まれる脂肪、脂肪酸の事について書いてますが
正直、ありぁーとんでもない事を書き始めたなーという感じです。
脂肪酸、エイコサノイド、プロスタグランディンの事は、栄養学を勉強している中で私自身の理解も全然出来ていません。
何が理解できて、何が理解できていないのか、整理するうえでも書いていくとしましょう…ガンバロウ!
脂質(脂肪)の働きについて
①1gあたり9キロカロリーの熱量になりエネルギー源になる
② 細胞膜の材料になる
③ ホルモンの材料にある
④ 胆汁酸となり脂溶性ビタミンの吸収を促進する
そして脂肪酸の話というのが②になるわけです
前回、脂肪は体の中で中性脂肪として存在している分子構造を書きました
(あの鯉のぼりの竿(グリセロール)に3つの脂肪酸(まごい・ひごい・こごい)が繋がれているとの連想画)
脂肪酸の種類には、飽和脂肪酸、単価(一価)不飽和脂肪酸、多価不飽和酸の種類があります
飽和脂肪酸とはなんだ?、不飽和脂肪酸とはなんだ?ですよね…
脂質の構造、脂質は主に3種類の元素から出来ています。
水素(H)、酸素(O)炭素(C)です。
それぞれ元素というのは、繋がるのに一定のルールがあります。
水素は1本、酸素は2本、炭素は4本の手を持っています。
すべての手に握手する相手が見つかるように繋がれなければなりません。
炭素原子で列を作るとすると、隣同士の炭素と手をつなげば2つの手はふさがりますが、もう2本手はあるので、その2本に水素原子をあてがうというわけです。
この炭素の並びが脂肪酸の骨格となる炭素鎖です。
この炭素鎖の先頭にカルボシル基、最後尾にアミノ基がつながって、脂肪酸の基本型となります。
脂肪酸の種類は数百種類あるのだそうですが、先頭と最後尾のカタチは同じで、違うのは胴体にあたる炭素鎖の数と、どのようにつながっているかで、脂肪酸のバリエーションが出来ます。
炭素の手へすべて水素があてがわれている場合の脂肪酸の骨格の場合を、飽和脂肪酸といいます。
また、あてがわれる水素が見つからなかった場合、隣同士の炭素とつながる事も出来ます。 この場合を炭素の二重結合といい、この場合の脂肪酸の骨格を不飽和脂肪酸と言います。
二重結合が1か所の場合を単価(一価)不飽和脂肪酸といい、2か所以上ある場合を多価不飽和脂肪酸といいます。
炭素の二重結合があるか、いくつあるかによって、脂肪酸の性格は全く違ってきます。
炭素の二重結合がいくつあるかだけでなく、炭素の二重結合がどこから始まっているかも、脂肪酸の性格に大きい影響を与えます。
二重結合が始まっている場所を決めるやり方にω(オメガ)命名法があります。
炭素鎖の最後尾のアミノ基の端から、並んでいる炭素に順に「オメガ1」「オメガ2」「オメガ3」というように番号を振ります。
端から3つ目に最初の二重結合が起きている脂肪酸は「オメガ3」となり、エゴマ油・亜麻仁油・魚油(EPA)がそれになります。
端から6つ目に最初の二重結合が起きている脂肪酸は「オメガ6」となり、リノール酸、アラキドン酸のコーン油・大豆油・肉類・鶏卵がそれになります。
さて、この脂肪酸の性格が発揮される場所が、細胞膜なんです。
今日はここまで!
またやーたい(またね~またお会いしましょうの沖縄方言)
(おわび、昨日、またやーさいと書きました。またやーさいは男性方言になります。私は女性なので、またやーたい)
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