昨日に引き続き血液検査深堀り、MCVについて書きたいと思います。
貧血のタイプを分類するために、MCV値をみる事はとても大切な事です。
しかし現状、医療現場や健診では検査されていなかったり、検査され検査表に記載されていても、受検者へ検査の意味をしっかりと伝えられていない印象です。
貧血の分類とは、小球性貧血、正球性貧血、大球性貧血とに分けられます。
MCVが90より小さい時(分子栄養学的栄養療法的に)小球性貧血のタイプです。
(一般に医療的にはMCVが80以下を小球性とすることが多い)
ヘモグロビンという荷物を運ぶトラック(赤血球)の容積が小さいということです。
小球性貧血のタイプは、鉄欠乏性貧血に多くみられます。
また癌や慢性疾患によるACD(慢性疾患による貧血)の場合もこのタイプが多いです。
MCVが90~100の場合は正球性貧血に分類されます。
ヘモグロビンを運ぶトラック(赤血球)の容積は正常だが、中の荷物(ヘモグロビン)が少ないという事です。出血性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血、骨髄異型性症候群、白血病、多発性骨髄腫、腎性貧血、二次性貧血でみられます。
MCVが100以上の場は大球性貧血に分類されます。
ヘモグロビンを運ぶトラック(赤血球)の容積が大きいという事です。
巨赤芽球性貧血、悪性貧血、葉酸欠乏、出血性貧血、溶血性貧血、骨髄異型性症候群、白血病などで見られます。
貧血のうち、鉄欠乏性貧血が7割、ACD(Anemia of Chronic Disease :慢性疾患による貧血)が3割を占めます。
上の検査表の方(70歳代女性)が先日検査表持参でご相談に来られた時に、私はこのようにお話しました
『〇〇子さんの血管に流れている赤血球のサイズがとても大きいというお話しはこれまでにもお話ししています。これを道路で例えると、道路を走っている車の多くが大型トラックが走っている様な感じです。大型トラックが多く走っていると、一般の道路でも交通渋滞をおこしてしまいます。大型が多く走ると道路の摩耗も起こります。
血管の中で血液が流れにくという状態です。
私達の体を生活する街に例えると、ずっと一般道路みたいな道が通っているかといるとそうではなくて、町の路地裏に家があればそこへ行き来したり、宅配便トラックは荷物を届けます。
体でも大きい血管だけで出来ているわけではなく、大きい血管から分岐した毛細血管を血液は通ります。
血液というのは赤血球の事です。その赤血球が自分のサイズより小さい毛細血管の中へ体をくねらせて通って行く働きが本来はあるのです。だけどサイズが大きいと、その体をくねらす働きが出来ずに、赤血球が進めない、その先は血液が通らないという事になります
コレステロールが高い、血糖値が高いわけでもないけれど、血液が流れにくい血流障害を起こしてしまいます。
栄養療法医師からは〇〇さんの状態は、骨髄で血球細胞が出来る段階から、細胞の分裂がうまくいっていないために起こっているとと指摘されています。
そしてその分裂が正常に行くようなお手伝いというのが、栄養素のビタミンB12・葉酸とビタミンA、プロティンです。』
今日はここまで…。
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