女性のライフステージと鉄不足の関係

初潮→思春期(成長期)一般的に女性は10歳~14歳で初潮を迎えます。

月経と貧血で考えると、月経中だけ貧血があるわけではありません。

月経による出血で、15mg~28㎎の/月の鉄が失われています。

月経量が多いや、期間が長い過多月経の場合はさらに失う鉄の量は多いと想定されます。

毎月多量に鉄が失われるために、月経期間だけでなく貧血はは存在しています。

鉄は脳の発達や骨の成長、皮膚の形成などに欠かせないため、成長期は鉄の受容が高まります。

女性は貧血予防では男性並みに鉄を含む食品を摂る事が勧められますが、摂取量不足、偏食、やせ願望からのダイエットで、食事から必要な鉄の量が補えない状態になり、また成長による需要亢進、月経での喪失は貧血になりやすい条件下におかれます。

成人期 姓の成熟期にあり、妊娠・出産・授乳の時期になります。

妊娠中の母体貧血は、子どもの脳の体積を萎縮させ、発達障害のリスクが高まるという報告があります。

また、出産後の母体の鉄欠乏は、母子関係を悪化させ、子どもの情緒的発達に影響するとういう報告があります。

成人期に罹患する婦人科疾患による過多月経で貧血の割合が高くなります。

成人期→更年期 ヘモグロビン値が低いほど、更年期の抑うつ症状が増大するという報告があります。

貧血が長く続くことにより、骨粗鬆症、関節疾患のリスクも高くなります。

妊娠・授乳期中はもちろん、更年期まで鉄不足は私達の体に影響を及ぼします。

充分な鉄の補給と、定期的な血液検査による貧血チェックが大切です。


栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。