お問い合わせ・ビタミンE製品の選び方

ご家族の方の健診結果で、高コレステロール・高中性脂肪を指摘された、食事と栄養製品での対策についてお問い合わせがありました。

すでにセ〇サ〇ンEXなる商品を摂っているようで、その製品の内容などについても聞かれたのですが、「すみません、その製品についての情報は持ち合わせていません」とお断りしました。

男性で、かなりの脂質代謝異常がある事から、私の方で扱っている製品(ケンビックス製品)の中から高容量にビタミンE(α-トコフェロール)を含む製品をお勧めしました。

その製品のリーフレットなどもお渡ししたのですが、リーフレットの記述も少し難しいかなと、私の方でメモ書きで説明を加えて製品を発送しました。

そのメモ書きした内容を思い出しながら、ここで書いときます。私の備忘録にもなりますので…。

ビタミンEには、トコフェロールとトコトリエノールの2種類があります。

そしてその2種類はさらにそれぞれに α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4種類を持っています。

トコフェロールでみると、ビタミンEの働きの1つの抗酸化作用、血流の改善は、アルファ、ベータの方で高くなります。

また、ホルモンバランスを整える作用はガンマ、デルタの方で高くなります。

総合ビタミンE製品となると、トコフェロールの4種類、トコトリエノールの4種類、合計8種類を含む方がのぞましいと考えられています。

ケンビックス製品のビタミンE製品は、どれも8種類を含んでいます。

現在の日本での法律上の表示義務では必ずしも8種類を含むとか、何々を含むとかの表示義務はありません。

α(アルファ)トコフェロールとの表示の様に、アルファが代表されて記されてなければならないとなっています(他、β、γ、δが入っているかの表示義務はない)

栄養製品を選ぶ場合、原材料が天然の物か、合成物かを見極める眼を持ってほしいと思います。

パッケージの表示に、d-αートコフェロール とあれば天然物と考えられます。

パッケージの表示に、dl-αートコフェロール とあれば合成物と考えられます。

また、必要な量がとれるかの観点で製品選びをしてほしいです。

ビタミンEは、植物油(ゴマ油等)に含まれていますが、食品には含まれる量は少なく、光や酸素に触れるたり、調理で加熱することで酸化が進むので注意が必要です。

食品に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールやと、γ-トコフェロールが多く、トコトリエノールはパーム油や米油に多く含まれています。

日本の成人男性のビタミンE所要量は約9~10IU、女性の所要量は7.5~10IU

ちなみにうなぎ半分食べれば、ビタミンE約7.3IUがとれる。

アーモンド10粒~14粒食べれば、ビタミンE約6.0IUとれる。

脂質代謝異常や動脈硬化、激しいスポーツをしている、常にストレス下に有る場合は、ビタミンEは150IUの摂取を勧めます。

ちなみにビタミンEの量を示す単位が、mgだったりIUだったりでややこしいのですが

天然型(d-α-トコフェロール)の場合は1mgは1.49IUに相当

合成型(dl-α-トコフェロール)の場合は1mgは2.22IUに相当

ですので、〇〇様のご主人におすすめの製品は、

1粒にd-αートコフェロール270㎎ですので、×1.49 =402

402IU含む製品となります。


メモ書き作成途中で、別のクライアントさんの来客があり、その方もご家族へビタミンEが勧められている事から、ビタミンEについて説明したのですが

私の説明はまだまだ難しようです。

とにかく摂ればよいのよ!は易しですが・・・・・

あくまでも健康自主管理ですので、製品選びをする眼などを身につけてほしいと思うので、 説明が長ーく、まどろっこしく感じるのでしょうね…。  

反省してまた別アプローチも考えてみます。


栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。