イソフラボン②

イソフラボンについて前回に続いてです

イソフラボンの過剰摂取が指摘されたり、更年期対策として摂る場合イソフラボンよりもエクオールで摂る方が良いと云われたりしています。

その事に対して直接的に、イエス、ノーとの意見を言える立場にはないので、私自身が分子栄養学の学びで得た事や研究報告の情報を書きたいと思います

植物由来の化合物のファイトケミカルは、糖と結合した状態であり、そういう状態を配糖体といいます。大豆イソフラボンにおいても自然界で存在は配糖体型で存在しています。

配糖体型から、糖が外れた形をアグリコンと言います。

糖が外れたアグリコン型になると、分子量が小さくなるので胃腸から吸収されやすくなります。

前回書きましたが、イソフラボン(アグリコン型イソフラボン)は、女性ホルモンのイソフラボンと分子構造が似ているため、エストロゲン受容体と結合しやすく、更年期症状の改善に役立つとされています。

本題に入る前に、大豆イソフラボンには大きく3つあります。

ダイゼン、ゲニスティン、グリシスティンです。

では本題の、エクオールで摂らないと意味がない!?のご質問の答えになっているかどうかはわかりませんが…

大豆イソフラボンの代謝をみた場合

配糖体イソフラボン→(腸内細菌)→アグリコン→(エクオール産生腸内細菌)→エクオールとなるわけです。

日本人?(アジア人?)は、エクオール産生腸内細菌を持っていない率が高いために、更年期症状改善のためには直にエクオールでの摂取の方が望ましい、との考えが医療界には有る様です。

間違ってはいないと思いますが、すべての人がエクオール産生腸内細菌を持っていないわけではないし(エクオールを産生できるのは2人に一人?とも云われている)

またアグリコンは別の働きも期待できるし

また、配糖体イソフラボンの仲間のゲネシスティンも、アグリコンの形にまでなるとエストロゲン様の作用をすることが分かっているし…

という事で、分子栄養学的には、直接的にエクオールで摂るよりも、配糖体型イソフラボンで摂り、体の自然な代謝に任せた方が良くない!?という事です。

研究報告から

日本の厚生労働省研究グループが1990年~10年間行った追跡研究によると、大豆イソフラボン摂取量最小群が乳癌発症率1%に対し、摂取量最大群は0.3%と、大豆イソフラボン摂取量と乳癌発症率は半比例である事が分かった(Yamamoto S.etal 2003 )

さらに世界的な調査では、イソフラボン摂取量が多い地域では、イソフラボン摂取量が少ない地域に比べて、乳癌による死亡率が低い事が報告されている。(WHO 3rd Int.Soybeen Processing and Utilization Confernce:2000)

イソフラボンは男性特有の前立腺癌に対しても効果を示すと多数報告されている。

イソフラボンの摂取量と前立腺癌の発症率は反比例の関係にある事がわかった。(WHO Collaboraininng Center for Researth 'SALVEO'2003)



栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。