一昨日、3種混合ワクチン、4種混合ワクチンについて書きましが、その後に気が付いた事に
私の情報収集は古い事がわかりました
なんと、今年令和6年4月1日から、5種混合ワクチンとなっています
5種混合とは、百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ、そしてヒブです。
私が子育て時代、また小児クリニック勤務時代はヒブワクチンってなかった…と調べてみました。
ヒブワクチン2008年に日本国内へ導入され、2013年に定期接種化されているようです。
ヒブとは、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型の略で細菌によって起こる病気です。
インフルエンザと名前についていますが、インフルエンザウイルスとは関係はありません。
まだインフルエンザウイルスの存在が知られていなかった19世紀頃に、この細菌がインフルエンザの原因とする間違った研究報告があり、インフルエンザ桿菌と名付けられたとのこと。
その後インフルエンザの原因はウイルスと解って来たのですが、このインフルエンザ桿菌の名前がそのまま残ってしまったために、混同を避けるためにヒブ(Hib)と呼ぶようになったということです。
インフルエンザはウイルスですが、ヒブはインフルエンザ菌となっていて紛らわしいですね
赤ちゃんは、生まれて後3か月頃までは、お母さからもらった免疫で守られています
生後3~4か月頃になるとお母さんからもらった免疫が少な無くなっていきます
そ頃から色々な菌・ウイルスに感染するわけですが、自分の力で抗体を作り免疫機能を上げていきます。
ヒブは、人の鼻やのどにくっついたり離れたりをしている常在菌です。
そして多くの場合は感染しても、症状を出すことはなく5歳頃までにはヒブに対しての免疫を獲得すると言われてます。
免疫の働きがまだまだ未熟な生後3か月~2歳頃の赤ちゃんで、特に免疫の落ちている場合に、髄膜炎、肺炎、敗血症、喉頭蓋炎、中耳炎など、重症化することがあり、これらを予防するために、2008年に日本へ導入され2013年12月から定期接種化されています。
推奨接種スケジュールは、生後2か月~7か月の間に接種を開始し、27日~56日の間隔をあけて3回接種し、追加接種は3回目接種終了後7か月から13か月後に1回接種するとなっています。
そのヒブワクチンが、それまでの4種に加わり、2024年4月1日から5種混合ワクチンとなっています。
気になるのは副作用ですが、小児科関連医療機関のサイトで見てみたら、どのサイトも
副作用として接種部位の発赤、腫脹、発熱、アレルギー反応などが報告されてますが、いずれも他のワクチン接種と同様で、重症化することは極めて稀といわれていますと、あります。
一方、母里 啓子(もり ひろこ)さんは、著書「子どもと親のためのワクチン読本」の中で、『ヒブワクチンは、様々なワクチンと同時接種されることが多く、副作用報告も多いのです。 ヒブワクチンは発売開始後の2010年から例年5名以上の赤ちゃんが接種後に亡くなっています。同時接種の為にどのワクチンが原因かも分からず、亡くなったほとんどが乳幼児突然死症候群という原因不明の疾患とされ、副作用と認定されていません。海外でもヒブワクチン接種後には、接種との因果関係が分からない一定頻度の死亡例の報告があります』
(子供と親のためのワクチン読本/母里啓子著 から一部引用)
私が、もし子供のワクチン接種させる現代の親だったら…
不安で調べまくるか…何も考えない様にレールにのるか…どっちだろ
とにかく、自分の子供にとって必要かどうかを見極めるためには、学ぶことだろう
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