(レポートというか感想文になってますが、私自身の決意表明、備忘録として)
§ 慢性腎炎(CKD)は身近な疾患
私は看護師として医療現場に居た20数年前、内分泌疾患病棟に5年ほど勤務していました。
その病棟は膠原病、糖尿病、腎疾患を患う患者さんが入院しており,
腎疾患はネフローゼ、IgA腎症、糖尿病からの腎症、腎硬化症、腎移植後の全身管理と多岐にわたっていました。
当時の記憶を振り返ると、患者さんに発病当初の軽微な尿蛋白(±~+)から、7年8年と経つと腎機能障害がおこっているような?漠然とした印象を持ちながらも、早期の腎機能障害を診る事の大切さに考えが及んでいませんでした。
分子整合栄養学学ぶようになり、当時の自分自身の意識・知識のなさに気が付いた次第です。
現在でも臨床でまだ頑張っている方々(看護師)に話を伺っても、医療現場での看護師の考えは20数年前と何ら変わっていない様に思います。
まだまだ診断・治療に医師以外の医療職が口をはさむ余地がない様も20数年前と変わりない様子。
自分の健康は自分で守るという事から、私達一人ひとりが自分の健康管理の為に分子整合栄養学の知識を持つい事はもちろん大切なことですが、一旦健診、通院や入院などの医療が介入してしまうと、なぜか現行の医療というベルトコンベアーに乗せられてしまう現状。 そして患者さん自身が、そこではないと気が付き、そのベルトコンベアーから逃れたいと思っても難しい現状。
私が分子整合栄養学を学び始めた時の目標は、そのベルトコンベアーの入口、途中ででも、 分子整合栄養学的視点で患者さんを観察し、医療者間で意見を交換し、実践し、評価し、その繰り返しで、患者さん・人々の健康に寄与できるのではないかと、足掻いているこの十数年、しかしまだ何も出来ていません。
最近私の方に寄せられたご相談で40歳代女性の腎機能低下が何件かありました。
共通している事が、ロキソニンなどのNSAIDsを頻繁に(一日に数回、数年~十数年にわたり)服用していました。ロキソニンの作用機序から私自身NSAIDsに注視していたので、講義の中で講師がお話しされていて納得しました。
腎機能の体外への主な排泄経路のお話しのところで、尿素とNaは細胞内外の水分量の維持に働くので再吸収率が高いとあり納得しました。
脱水時はBUN(尿素窒素)値は高くなる傾向にありますが、脱水時はより尿素の吸収が高まるとのお話し納得しました。
このデーターは脱水状態にあるかどうかを判断する時にBUN/Cr比が使われますが
比の値はどのくらいで判断するのだろうと疑問に思っています。
eGFRは、体格・脱水状態・経年経過(加齢)で値が左右される傾向にあり、値としての信憑性に疑問を感じていましたが、今回40歳以下での値の目安を示して頂きありがとうございます。
病院通院中の方々から持ち込み検査を見せて頂く事があり、この数年の事ですが(私が気が付いたのが)、腎機能マーカーとして、FENa(ナトリウム排泄率)が測定されています。
eGFRとFENaでは、検査意義としてはどのような違いがあるのでしょうか?
ビタミンD3とPTH(副甲状腺ホルモン)のお話しで、運動不足(骨・筋肉への負荷不足)になるとCa・Pがそのまま血管に沈着してしまうとのお話し納得しました。 自分自身の運動不足を反省します。
講師の〇〇先生、御講義ありがとうございました。
№2へ続く
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