分子整合栄養学観点で検査を見る

分子整合栄養学を共に学んでいる知り合いの医療従事者Aさんから、下記のデーターと

服薬中の薬内容が送られて来た。

そしてどう思いますか?と聞かれた。

私..どう思いますか?とは

Aさん..栄養素的なアドバイスと内服薬の整理とか…

私..処方医と相談する事ができるんですか?

Aさん..難しい事とは思う

   前にもカンファレンスで喧嘩したから

Aさん..患者さんの体力的な事考えて検査結果見てて

  自分ではどうする事も出来ずに最近では胃が痛いよ

私..今の医療現場に私達の学びを持ち込むと

  自分が精神的にやられるよね、どうしようか..

服薬内容

①メコバラミン(ビタミンB12製剤)

②セルベジロール(高血圧、心不全治療薬)

③クエン酸第一鉄(鉄材料)

④ランソプラゾール(PPI系胃薬)

⑤アゼソミド(利尿剤)

⑥クロビトグレル(抗血小板凝集治療薬)

⑦アルトバスタンチン(高コレステロール治療剤)

⑧レポキサンチン(抗菌剤)

⑨ フェブキソスタット(高尿酸治療剤)

⑩チラージン(甲状腺ホルモン剤)

⑪フェンレスト(アシドーシス改善剤)

2人の共通の理解

1 総コレステロールを計算式で求めたら117と低値!

  漫然とアルトバスタンチンが続けられていることに疑問

 →体力低下の人をますます苦しめている 

 →コレステロール改善剤いらない

2 クエン酸第一鉄が2年以上も続けられている、

 もはやフェリチン414の値は鉄過剰性を示しているのでは?

 またCRP4.43と高値、血清鉄31と低めから炎症を反映してフェリチンは高くなっている

 可能性もある

 鉄剤は活性酸素障害が心配される

 →フェリチン値の判断に疑問

 →ヘモグロビン低値にはタンパク質不足が大きく影響しているのでは

 →鉄剤いらない

3 抗菌剤も半年ほど継続されている?

 腸内環境大丈夫? 耐性菌大丈夫?

 →抗菌剤いる? 又は検討

4 アルブミン値3.2と低値で多剤服用の副作用が心配される

 →栄養素を摂取出来る環境かどうか

 →まずは食事がきちんと取れているか情報収集

栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。