本筋は帯状疱疹の事について書きたいと、タイトルも(帯状疱疹)としています。
ヒトの身体に感染症をおこす生物を大きい括りで分けると細菌とウィルスがあります。
ヘルペスウイルスは字のとおりウイルスになります。
ウイルスとい生物は他の生物に寄生しなければ生きていけません。
ウイルスが寄生する先の生物を『宿主』と呼びます。
人がウイルス感染しているとすると、人=宿主です。
ウイルスは宿主の中での生き延びるために特長があります。
宿主の体で急速に増殖して、出来るだけ多くの宿主に広げ(感染拡大)生き延びようとします。
またウイルスによっては、一旦宿主の中で感染が落ち着いても死滅はせずに、自分の遺伝子を宿主の体内に残すタイプがあります。このような状態を潜伏感染といいます。
この潜伏感染のタイプの代表的なものがヘルペスウイルスです。
人を宿主(人に感染)とするヘルペスウイルスは、現在のところ8種類があります。
ヘルペスウイルスの代表的なものを3つほどあげてみます。
①単純ヘルペスウイルス1型
唇や口のまわりの水ぶくれ様の発疹を特徴とします。ピリピリ・痒み・痛みが前兆として現れる事が多いです。水ぶくれが破れて潰瘍になりカサブタが出来ます。発熱・倦怠感・リンパの腫れを伴う事もあります。(前回のブログで書きましたが私は過去に2回ほどかかりました)
幼児ではヘルペス歯肉口内炎を発症し、歯茎の腫れ・口の中の痛みなり、食事・水分がとれにくくなるので脱水症に気を付けなければなりません。比較的初感染時は症状が重くなる傾向にあります。
一度感染すると三叉神経節に潜伏し、ストレス時や免疫低下時に再活性化します。
②単純ヘルペスウイルス2型
性器ヘルペスとも呼ばれ、外陰部や肛門周囲の水ぶくれを特徴とします。
母子感染での新生児ヘルペスもあります。
一度感染すると仙髄神経節に潜伏感染し、免疫低下時に再活性化します。
③水痘・帯状疱疹ウイルス
初感染は小児期に発症しやすい。水痘の後ウイルスは脊髄後根神経節に潜伏し、免疫が低下すると帯状疱疹として再活性する。
帯状疱疹後に帯状疱疹後神経痛(PHN)をおこす事がある。
※潜伏感染しているウイルスは、潜伏先は宿主のため、その宿主が死んでしまうとそのウイルス自身も生存は失われてしまいます。
ウイルスは自身が失われるのを防ぐために、宿主が死ぬ前に今の宿主から脱出して、元氣な宿主に感染しようと再活性するのです。
ある方がブログで、このようなウイルスの再活性は、まるで船底に潜んでいるネズミが、船の転覆などの危機が迫っているのをいち早く察して逃げ出す様にも例えられると書いていました(牛島鍼灸院ブログ)
船が潜伏しそうな様が、人=宿主で考えるとストレスの蓄積や免疫低下の状態なんですね…
今日はここまでとします。
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