信頼関係(医療者との)①


ある病気を診断されたAさん、栄養療法を希望されご家族と一緒にご相談に来られた時の初見での会話

Aさん

半年前に神経系の進行性の病気を診断され、月1回総合病院神経内科へ通っている

最初は1種類目の半錠から1か月続け、2か月目からは1種類目の薬は1錠になり、また2種類目の薬が追加になり、3か月目からは2種類目の薬で感染症をおこしやすくなるのでと、3種類目の薬の抗生剤が追加になったと。

だけど、私は1種類目の半錠の時だけ薬を飲み、その後は薬は飲んでいない

主治医の先生にはその事を話しているのですか?

Aさん

話してません。話すと薬飲まないなら診察に来ないでと言われそうで…

なぜ薬は飲まなかったのですか?

Aさん

ある病気で亡くなった家族が、2種類目の薬を飲んでいて、その薬の副作用で苦しんでいたからこわいから‥・

主治医の先生にもその様に、ご自分の不安を話されてもいいと思いますよ

Aさんの娘さん

診察の時にはとてもそんな事話せる様子ではないですよ、話して病院通えなくなったら困るし…


・・・以後もお話し、病歴を伺っていて、

Aさん

20年以上前に動眼神経麻痺があり、鼠径からのカテーテルを入れ治療して直ぐに良くなったとの事。

今回の症状がおきてから病院に罹った時に、この20数年前の動眼神経麻痺の事は医師にお話ししましたか

Aさん

私からは言っていないけど、最初は眼科に行って眼科からこの総合病院紹介されて、前と同じ病院だからカルテに書いているでしょう

カルテは保存期限というのがあって20年以上の記録が残っているかどうかもあるんですよ…病歴としてまとめた何かがあるかもしれないですが

今度の診察は来月ですか?、その時に20年前の病気の事を聞いてみたらどうですか?   カルテに残ってますか?みたいに

Aさん

あんな大きい病院でもですか!? 分かっているはずですよ、でもまずは聞いてみるかね

お薬を飲んでいない事、飲めていない事も正直にお話しした方が良いですよ。       先生の治療方法とチグハグになったら、それこそ自分の体に影響する事ですよ

Aさん

そうかね…


そんな感じで、先日の面談ではご本人の病気、ご家族も知らなかった病歴の事を伺い、現疾患の主治医との関わり方に終始しました

そして栄養療法医のアドバイスを頂くために、会員システムをとっている分子整合栄養学研究所の会員手続きをしました

 

最初からアンケート形式で書いて頂いたりしても、例えば内服薬に多種類記入されている薬剤が実は、処方されているだけでご本人は飲んでいないという事も多々みられます

段階的に情報が小出しされる事も多く(クライアントさん側から言うと聞かれなかったのでと) 

私の側の仕事も、私との関わりが長くなるか、短く終わるかは、私のコミュニケーション力にかかると思う

特に新規のメンバーさんには、私の情報収集力が試されている感じがします 








栄養カウンセリングユウケイ

【沖縄県沖縄市】 看護師の知識・経験と分子整合栄養学を融合した栄養アプローチを提案します。